YASUKO

プロフィール

熊本生まれ。3歳からピアノを始め、高校、大学時代よりバンドを組み音楽活動を始める。近畿大学医学部卒業後、熊本県内で内科医として勤務の傍ら、熊本市内のジャズクラブ、ホテル、レストラン、ダンスホールなどでプロ歌手としての活動を始める。

1997年2月渡米(ニューヨーク)、ロングアイランド大学ジャズ科に入学、2002年3月マンハッタンスクールオブミュージックジャズヴォーカル科オーディションに合格。同科を首席で卒業し、マンハッタン、ハーレムなどでパフォーマンスを重ねる。2005年、アメリカで実際にプロ活動しているミュージシャンのみに与えられるアーティストビザを取得。

2008年春にはロングアイランド大学のジャズパフォーマンス科の助教授となり、ジャズアンサンブル、ユニバーシティコーラス、ジャズボーカルのクラスを受け持つ。その指導力には定評があり、在NY中は、アメリカ人のみでなく、数多くの留学斡旋会社より、音楽留学の若者達を紹介され、その指導にもあたる。指導してきた生徒達の中には、ニューヨークで活躍する黒人ミュージシャン達とレコーディングやパフォーマンスを重ねている日本人歌手や、ヨーロッパツアーを行った黒人女性歌手などがいる。

又、自身ではソロ活動として、ビリーホリデイがかつて活動の拠点としたジャズの老舗LENOX LOUNGEを始め、クインシーデイヴィスら一流の若手ミュージシャンが数多く演奏するCLEOPATRA’S NEEDLEなど、ハーレム、ビレッジのジャズクラブでのパフォーマンスを定期的に行う。そのライブの模様は、ブルックリンケーブルTV、マンハッタンケーブルTVにて放映される。

ディーディージャクソン、エディーアレンらニューヨークジャズシーンの第一線で活躍するミュージシャンと、ロングアイランド大学教員コンサートでの共演、マンハッタン有数の公園の1つであるマディソンスクエアパークでのソロパフォーマンス、i-Tunesラジオによる自身のCDの世界配信など、その活動はジャズクラブにとどまらず、多くの人の知るところとなる。

トニーベネットのピアニストを務めたブルースバース氏が「彼女の歌声は優美で魅力的で想像力に富み、聞き手の心に深くしみわたる」と評しているように、その暖かく包み込むような歌声は、ニューヨークでもジャズファンのみならず、多くの聴衆を魅了している。